前回、与那国島のことを書いた時に、「2017年のM-1を観ていた。感想を語ると8万文字くらいになるからやめておこう(笑)」的な冗談を言ったところ、意外なところから意外な反応を戴いたので、まあ8万文字は長過ぎるにしても、ちょっと振り返りなど。

最初に言っておくと、お笑いってものは本当に好みだから「独断と偏見」になることは予めご了承頂きたい。

で2017年のM-1。いや、良かったよ!優勝がとろサーモンで、2位が和牛というところもリアルで良い。ちなみに私はどちらも大好きであるし、どちらのDVDももちろん揃えている。とろサーモンについては、フリートークのDVD内で出てくる久保田の「仲良くしているおじさんに誘われたサークルが、実はフリーメーソンだった」という話はいつ聞いても面白い。

今回が特に良かったのは、ほぼ全員が(マジカルラブリーとさや香はごめんなさい、除外で)せめぎ合っていたということ。ゆにばーすからスタートした、抽選で決まっていく出番順も神懸っていて。「ああ出揃ってきたし、ちょっと中だるみもあるかもな」の場面で、すべてをぶっ壊すジャルジャル。いや、ある種、裏のキングはジャルジャルだったような気がするくらい。

そんな拮抗した中で、それでも抜けてきた、とろサーモン。そして2位の和牛。書いていても当時の興奮を思い出してくるくらいだ。

この興奮度合いは、2005年にブラックマヨネーズが優勝したM-1、2009年に東京03が優勝したキングオブコント以来じゃなかろうか。ブラマヨについては、関西ローカルのラジオ「ずぼりらじお」を聞いていて、“めちゃめちゃ2人の掛け合いが面白いんだけど、ビジュアルがなあ…”と思っていたところに、一気にまくりあげての優勝。これを観た時「ああ、本当に面白いコンビが、しっかりと1番になれるのだ」と実感。東京03のキングオブコントは、2回目の点数発表の時に、うしろから点数が出てきて最期の大台が「8」でも充分な点数だったのだけど、まさかの「9」がでて、953点。それまでのキングオブコントの歴史を塗り替えたし、覆した。

2017年との相似点は「ほんまにおもろい芸人が、何のバイアスに惑わされることもなく優勝した」という点。2015年は申し訳ないけど、どう考えたって優勝は「タイムマシーン3号」だった。そりゃ~、一般的な視点だけでみたらトレンディエンジェルだろうけど、伊集院光もラジオで話してたけど「一般的な受けだけで決めるんだったら、プロの審査員なんて要らなくない?」というところだったし。

あと経済と無理くり互換してみると、復活前のM-1で「ほんまにおもろい芸人」が選ばれた2007年のサンドウィッチマンの時が、景気の頂点で、ワーキャー人気の優勝者だった2008年から経済は転げ落ち始めた。ゆえに今回、とろサーモンが優勝したことで、「今年も経済は持ちそうだ」と感じた次第。

・・・我ながら最期、強引に経済に持ってきた感があるが、意外と本当に思っていることなので、戯言を書いてみました。