日本株で最近顕著なのが「好決算が出て売られる」という事例。株価は事前に好決算を折り込んでいて、ゆえに想定通りの好決算が出た瞬間に売られている。

逆に悪決算の場合は、「売り」が事前に折り込まれているため、“アク抜け”とされ、一気に買いが進む。

これはもう、投資マネーが余り過ぎていて、どこにも行く場所が無いがゆえの、バブルの末期的症状だと思う。擬音化するなら、ジャブジャブを通り越してジャブジャブジャブだ。

そりゃ、個人的にはトレード下手な僕でも、丹念に利益を出せる相場だからいいけれど、仮にも「市場経済」を標榜する中で、常軌を逸していることは確かだと思う。

さらにこの段階でも、日銀やGPIFのETF買いは出動中。各国がテーパリングを行ない、異常事態から正常状態に戻そうとしている中、そして上記のようなジャブジャブジャブの投資環境の中で「まだQEやりまっせ」というのは、狂気の沙汰としか言いようがない。

狂気の沙汰と言えば、1989年の日本。土地価格が高騰し、東京23区の土地の値段で“アメリカ全土を購入できる”レベル。一般庶民にとってはほんの1瞬(当時の新聞などから類推するに、1年以内程度)だったにもかかわらず、あまりの輝きにみんなが口を揃えて“バブル”と称したあの時代。

そして今。日本で最も高い、銀座の土地の価格がバブル期を上回ったそうだ。少子高齢化社会で、“土地の需給は下がるはずの中”で、だ。

ただまあ。この程度のことは、国を仕切っているような偉い人なら十二分に解っているはずだ。僕レベルで解るんだから。なのでバブル崩壊、リーマンショックのような“ハードランディング”じゃなく、ソフトランディングさせる気なんでしょうかねえ・・・とか思いながらも、ハードランディング、ソフトランディングのどっちの場合でも対応可能なように備えている昨今である。