「フリーランスやってます」と言う話をすると、だいたい「それで、生活できるんですか?」って言うのと、「めっちゃ儲かってるんでしょ?」という、極端な2つの反応にわかれることが多い。

今でこそ、「フリーランス」という名称の認知度が上がってきたよ思うが、それでもまだまだ「実際のところ、どうなん?」って思っている人が多いんじゃないかしらというのが、僕の印象。

ただ、一つだけ言えるのは、これからフリーランスが急増し、あふれてくるということ。それは国の政策として“テレワーク”を推奨していることを鑑み、間違いないからだ。この“テレワーク”だが、実は小泉内閣の頃に、同じような概念として“SOHO”というものが提唱された。

でも、その頃って、国が本気じゃなかった。国としては、あくまでも収入がガラス張りの会社員の方が、税金をとる上では楽だったのだ。しかしこれだけ、富の再分配が行なわれることなく格差社会が促進し、ある意味「収入の多様化」が起こっている現在、そうも言うてられんとなったことがみてとれる。それが“税金”だ。物事を判断する時、わかりやすいのは常に結果であり、お金の流れだ。今回“テレワーク”に対して本気だなって思う根拠の1つは、マイナンバーによる管理。

自営業者は、毎年確定申告を当然やっている。この確定申告に、マイナンバーが必要になっている。これにより、「誰がいくら稼いでいるのか」というのは、一目瞭然にわかるようになった。すべて数字に、税金を紐付けることができる。つまり国としてはお金が取りやすい仕組みを整えたと言うわけ。国がフリーランスに対する政策を打ってきている以上、間違いなくフリーランスは増えてくる。

結論から言うと、フリーランスは儲かる。

で、最初に出した「儲かるか?儲からないか?」で、フリーランスとして生活ができているかどうかの結論なんだけど。ぶっちゃけると、一定の修行期間を経て独立した人って、「儲かるから独立した」のであって、結論は「儲かる」になる。会社員時代は、どんだけ案件を推進したとしても、月給分しかもらえない。だけど、フリーランスになったらフルコミッションなので、やればやるだけ儲かるのだ。大体、ライター職の正社員って、一般職とは違って生粋の“裁量労働制”が敷かれている。残業代なんてものとは、無縁。生まれ育った環境がそうなのだ。

ただし、良いこともあって。普通の仕事では許されないようなことも、普通に許される。例えば、音楽を聴きながら原稿を書いたりとか、YouTubeを普通に仕事中に見たりとか。「いやこれ、業務に必要なんですよ」と言えば、だいたい通る。良いモノさえ制作していれば。で、そのままダラダラと長時間労働にはなる。
※ちなみに、クリエイティブ職なのに自由さがなくかつ裁量労働制でがんじがらめのところは、ブラックなだけなので即辞めてください。私のようなポップなタイプの人間でさえ、その手の会社に引っかかって鬱状態になって辞めたレベルだから。。。

だけど、安定収入とは無縁です。

上記の通り、一定の修行期間を経てフリーランスになった人と言うのは、「儲かるから独立した」のであって、会社員の方がメリットがあれば、そのまま会社でやっているわけです。一方、「他にやることがなかったので、一旦、書くのとか好きじゃないけど小銭稼ぐ手段としてライターやります」的な人は、まぁ厳しいと思います、正直。僕は、旅が好きなので、日本各地に出歩いているんだけど、田舎の方で「私、ライターやってます。田舎なので他に仕事が無いので。書くのも好きじゃないのでしんどいです」とかって話を聞くと“いや、それはあんたのモチベーションとスキルの問題だよ”と心の中で思ったりもします。

ただ、本当に高額案件が、東京に集中しているというのは事実なので、「プロの下請けライターになるなら、一回は東京に行け」っていうのほんとにリアルな話です。まぁ大体、東京に出てます、やっぱり。僕も、お客さんの99%は東京ですしね。京都の田舎に住んでるくせに笑。千鳥ノブに言うと、「田舎の案件は安過ぎてできんのじゃ~」です笑。

田舎の良さって、ありますよ。田舎マーケティングについて。

あ、田舎の話が出たので、田舎マーケティングの1つの面白い事例を挙げさせてください。若い農家さんが独立して、新しい農作物を創るにあたって「ブランディングや販促なんかのお手伝いってしてもらえないだろうか?」という話がありました。どのような方法で直売するかや、新しい農作物を、どのようなコンセプトで訴求し、そのためにはブランド名にするか、販促のキャッチコピーはどうするか?みたいなところです。

で、その若い農家さんは独立したてだったので、キャッシュを持ってなかったんです。ただ、昔からの知り合いで、こちらが専門職としてやっていることは理解して、頼んでくれています。なので「原稿料分+αくらいの、僕は野菜を頂戴」という提案をしました。例えば10万円の案件だとしましょう。彼らから10万円の報酬をいただくのではなく、「12万円分の野菜をもらう」という契約にしたんです。お互いに生産者だし、お互いにメリットのある話だったので、楽しい仕事になりました。──もちろん、そんな物々交換だけやっていたんでは、おまんま食い上げになっちゃうので、まぁやっぱり東京に頼っちゃうことには、なるんですけどね笑

実はこの先も、めっちゃ文章量があるのですが、長くなりそうなので一旦この辺りで。いよいよ、テキストジャンキーの復活です笑