ここへ来て、コロナ感染者が急増し、GOTOトラベルも無茶苦茶な感があり。割と騒いでいる人がいるのだけれど一言で言えば「当たり前」の話だ。

だって、そもそも何も解決していない状態で各国はロックダウンを、日本は非常事態宣言を解除した。そりゃ、普通に感染者は増えるに決まっている。

そこへ来てGOTOトラベルの二転三転。二度目の「そもそも」だが、何も解決していない状態で強引に人を動かそうと思えば、感染リスクが高まるなんてのは言語を理解できるようになった子供でもわかる論理だ。それを大の大人たちが、一応「選良」と呼ばれるような政治屋たちがわからないなんてことはないはずだ。となると、「わかっていて、やってるよね?」という当然過ぎる疑問が出てくる。

意図的に「東京を、急にGOTOトラベルから外す」ってやってるなら、完全に東京都のトップと国の齟齬が政治的に使われているだけのことになる。本来、コロナで大変な時に妙なつばぜり合いなんてしてる場合じゃない。でも、緊急事態の中で生まれている“緩み”により、こんな余裕が生まれてしまっているのだ。

それはなぜか?大きいのは「コロナバブル」と言われる、世界中の株高に見られるような金融資産の膨張だ。言うまでもなく、これは緊急的な金融緩和のあだ花でしかない。スーパーバブルと言われていた2019年、2020年前半から「コロナショック」が起こり、そこに世界中のマネーがジャブジャブ注ぎ込まれた結果、「絶対有り得ない」というレベルのバブルが起こっている。これはハイパースーパーウルトラ超絶バブルとでも言うべきものであって、これが弾けた時のショックは、リーマンショックを超えるのではないかと想定している。具体的には、日本の「失われた20年」のような低成長期が、世界中で起こるイメージだ。今でこそ、日本の株は「買っても上がっていく」イメージだが、失われた20年の間、アベノミスク以前は「買ったら、下がる一方」という地合だった。

こうした「絶対有り得ない」レベルのバブルが、本来はもっともっと緊張感を持って物事の対処や、政治の立案~即実行に当たらなければならない局面であるにも関わらず、しょうもない論争で時間を浪費するような“緩み”になってしまっているのだ。

ただただ愚か…としか言いようが無いのだけれど、時代とはそういうものかとも。そして外はセミが鳴くほど暑い。ステイホームの、人生ソーシャルディスタンスにならざるを得ないような日々である。