1文字10円。それがだいたい、僕のライターとしての相場だ。それに取材費が加わる。これが1時間辺り6000円以上くらい。なので「1000文字でお願いします」という場合、だいたい原稿料は16000円程度という数字になる。プラス交通費くらい。

取材とライティングのみだと、そんなものだが昨今は企画・戦略のご提案みたいなところから参画することも多いので、そうなってくるとやりがいも増えるし、マネーも伴う感じだ。

案件が多い時は、それなりにおまんまは食える仕事ではある。だが、コロナ禍により、広告は一気に絞られてきており、私のような下請けのライターなんかには、急激にしわ寄せがきている。

その事自体は、まあしょうがない。というか、景気に波があるのが資本主義だし、資本主義の申し子が商業ライターだったりするので、不景気局面は「さーて何をして過ごそうかね~」というターン。ステイホームを超えるステイホーム状態だ。

しかし。此度の恐ろしいところは「一般庶民は不景気だと捉えている局面であるにも関わらず、株式相場だけはバカみたいなバブルである」ということ。アメリカも異常値だし、日本も1989年のバブル期以来の株高だ。

ちなみに2006年に日経平均の計算式が大幅に変わっていること、銘柄の入れ替わりなども鑑みると2019年の2万3000円超え辺りで「バブル期を超えた」と見る向きもある。

朝日新聞の調査によれば年収400万円以下の収入は、大きく減っている。一方で富裕層の資産はこのコロナバブルで急激に増えているそうだ。まあ、余ってる資産があれば、どれを買ってたとして基本的には利益が出ている。

https://www.asahi.com/articles/ASN74677KN6YPIHB01P.html

普通、不景気局面になると、直近であればリーマンショックやその前のITバブル崩壊時「一般の人々が不景気になり、株価も下がる」のがセオリーだ。

しかしながら今回、庶民はバキバキに不景気を食らっているが、世界中の金持ちたちはウハウハという異常事態。なおかつ、日銀も含めて世界中の財政機関が資産を購入するスキームを絶賛実施中なので、さらにバブルが拡大している。

ほんと、本気で「経済を回したい」と思うなら、株を買うんじゃなくて、「年収300万円以下」とかに区切って、ゴリゴリとお金を回した方がいい。金持ちにいくらお金を渡しても溜め込むだけだけど、低所得者層は生活に使う。だから、経済は絶対に回る。日本は特に。

海外だと、ロビンフッターのように「積み増しされた失業保険で、株のトレードをする」みたいなこともあるが、日本は投資やトレードの教育が特に貧困層には行き渡って無いので、直接ヘリコプターマネーを巻けば、そのまま経済活性化に繋がるのだ。

なお、アメリカの失業保険は今回いかつくて、通常の失業保険に加えて週600ドル、約6万円が追加支給された。つまり月24万円が生活費プラスで別途入ってくるわけだ。そりゃ、株もやりますわな。

日本の場合は、労働者側も自分の権利が解ってないし、会社側も知ってか知らずかやんちゃな首切りをしたりする。たとえば「自己都合退職」と「会社都合退職」では、失業保険をもらえるまでの期間も、「もらうことのできる期間」も大きく違う。基本的に、首になる場合は「会社都合」で辞めなければ大損である。

労働者側が自分たちの権利を理解していないので、経営者からしたらやりたい放題になる。問題なのは、法律上は「解雇権の濫用」が禁止されていたり、「実は労働者は保護されている」という点だ。

よく竹中平蔵あたりが「正社員は首を切れない。人材流動化のために首を切りやすく」とおっしゃっているが、安心していただきたい。あんたが権力者になる前から、労働者側は自分の権利を自ら放棄し、自ら首を差し出している。

なおかつ、流動化の場合「雇いやすく」もパッケージであるべきだが、日本企業なんて3回も転職したらバッテンが付いてくるし、年齢も40歳を超えれば、一部のチート状態の人を除いて、ほぼ転職なんて不可能な領域。

随分、徒然なるままに拡散思考発露しまくりで書いているけど、本筋に戻すと「仕事がないぞ」ということ。なのに、株価は無駄に上がっているので「本業が暇になる=不景気になる」のロジックで積み進めていた、日経平均に対する空売りがどんどんと焼かれているという状況に、日々しんどいということである。空売りは下がれば利益が出るが、上がればゴリゴリと損をする。

まあ時間はあるので、ブログやらカクヨムのショートショートやらを書く時間はたっぷり…なはず。

そう考えて、なんぞ日々書いていこう。